登校する状態になるためには
どうしても通らなくてはならない関門は
登校刺激です。
多くの場合、
この登校刺激のタイミングを
間違ってしまい、
不登校の状態が悪くなります。
まず、登校刺激を加えるタイミングを
絶対に決めてはいけない人がいます。
それは、学校の先生。
特にやる気がある先生が
一番危険です。
登校刺激を与えるタイミングとして
やってはいけないことは
「外的要因」によって決めること。
外的要因とは
不登校の子供の状態で決めるのではなく
学校、親、社会の都合で決めてしまうことです。
学校の先生が絶対にダメなのは
子供の状態をよく把握せずに
学校の都合によって登校刺激を
与えるからです。
例えば、
「来週試験だからそろそろ来いよ」
「体育祭の練習やるから来いよ」
「もうそろそろ単位が出せなくなるから来いよ」
って言ってません?
「◯◯だから、来いよ」
「◯◯だから、学校に行きなさい」
っていうのは、実は最悪です。
なぜなら、たいていはその刺激では行けず、
さらに追い込んでしまうからです。
軽い状態の時や
状態が良くなっている時には
まだマシですが、
特に状態がひどい時は
さらに悪い状態へと追い込みます。
ですから、先生が「そろそろ来いよ」と
言わないようにお願いしておきましょう。
ちゃんと以上のことを説明すれば
きっとわかってもらえるはずです。
では、どういったタイミングがベストなのでしょう?
正直なことを言うと
私自身まだこれだというタイミングは
わからないことが多いです。
ただし、その判断のキーは
本人が「学校に行きたい」と
感じた瞬間を見逃さないことです。
「◯◯だから」は
その「行きたい」という気持ちを
誘発するために用いましょう。
決してそれを理由に
「学校に行け」や
「学校に来い」と
言ってはいけません。
「行きたいなぁ」と
ぼんやり思わせるために
ほのめかすして使いましょう。
もちろん、本人が行きたいと
かなり強く感じているならば
それを利用して登校刺激を
与えてもかまいません。
しかし、その状態になっていなければ
グッと堪えましょう。
このブログを学校の先生が
どれだけ読んでくださっているか
分かりませんが、もし読んでおられたら
登校刺激をグッとこらえてくださいね。
「学校に行きたい」
「将来のために何かしたい」
と思わせるためには
いくつかの条件があります。
をマニュアルにしましたので
ぜひ手にとってください。