JUGEMテーマ:家庭教育

以前、指導していた子供の中で体罰を受けていた子供がいます。
(個人が特定できないように年齢・性別は明記しません)

その子が宿題をずっとしてこないので叱った時
叱り終わって私が頭をかこうとしたら
「ひっ」と小さい声とともに
防御姿勢を取りました。

明らかに、普段から殴られている証拠です。

その子はトータルの知能的には問題ないのですが、
言語に関わる部分が遅れ気味です。
自分が面白いと思っている事を人に上手に伝えることができず、
みんなの頭の上に???がいっぱい並ぶことがしょっちゅうあり、
本を読ませても、上手く読めません。

実はその子以外にも何人も虐待を受けていて
知能の発達が普通程度の子供を指導した経験がありますが、
ほぼ全員言語に関わる部分の発達が遅れ気味です。

原因は大きく2つにあると思われます。。
1.遺伝
 発達障害は遺伝が素因としてあることが知られています。
 ただし、他要素が絡むので、発達障害が見えることもあれば、
 見えないこともあります。

2.家庭環境
 遺伝的要素があったとしても、必ず言語の発育が遅れるとは限りません。
 何らかの家庭環境があって初めて問題として認識されます。
 逆に、親にその意識がなければある程度の年齢になるまで言語の発育に
 問題があるかどうか気づかないこともよくあります。

まず、なぜ親が殴るか?
それは「子供が言うことを聞かない」からでしょう。

そういう人に限って、言っていることが支離滅裂なことが多く、
人の話をちゃんと理解することができません。

例えば、
「〇〇の場合、~のようなことがあります。」
ということを私が書いたり、話したりすると

そのような親御さんは
「うちの子はそんなことありません。
みんながそうだと決めつけないで下さい。」
とおっしゃいます。

すなわち、親の方にも言語の発達に問題があるのです。

また、伝言ゲームが好きで、
「〇〇くんから聞いたんだけど、☓☓したって?」
と又聞きで怒り心頭に達することも多いようです。

私が間に入って聞いたら、
全く事情が違うということが
しょっちゅうありました。

ただでさえ、正しく理解できないのに
間に人が入ったら、もうどうしようもありません。
それを根拠に叱られた子供が
親の言うことを聞くはずがありません。

また、このような親が子供に正しく物事を伝えること難しいでしょう。
そのため、子供も理解できずに、最終的に手を上げてしまうのです。

当然のことながら、子供は
「自分の思い通りに行かなければ殴ってもよい」と
学びます。
これがドメスティック・バイオレンスの世代間連鎖になります。

そういう親御さんは、
価値観が殴る殴らないになっているので
論理的な話はできません。
話している途中に、
いきなり泣き出したり、
急に大声で笑い出したりします。

対応策は一時的に子供をその環境から離すことです。

自分が子供を殴っているなと思う親御さんは
一度、全寮制の学校へ行かせることや
場合によっては入院させることも考えて下さい。

そのうえで、親御さんご自身も医療機関に相談して下さい。
まだ日本では大人の発達障害を診察する医療機関は少ないですが、
療育センターや小児科などで子供の軽度発達障害を診てもらうついでに
医療機関を紹介してもらって下さい。

親や大人の都合で
子供の不幸を見るのは
私には我慢出来ません。